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持込検査編

点検整備が終わったので後は当日を待つのみであるが、当日持参する書類等の確認をした。

これらは事前に用意できるもの。そして当日、検査協会に出向いてから渡されるものとして

すべて書類などは用意することができたので、あとは軽自動車検査協会HPの検査の受け方を何度も見て検査の順序を予習した。
そしていよいよ車検当日!

<用紙購入&重量税納付>

予約した受付時間は10時からになっていたが余裕をもって約1時間前の9時に到着。
軽自動車検査協会 入口の案内板に順序が書かれていた。ユーザー車検は2→3→0→5と進むらしい。
初めにAの申請書受付で30円を払って用紙を購入。この用紙が例の継続検査申請書、軽自動車検査票、重量税納付書だ。各用紙に必要事項を記入。7,600円の印紙を購入して納付書に貼りつけた。

<検査手数料>

次は検査手数料の支払いだ。揃った書類を窓口に置いてあるクリップで留めてケースに入れて待つ。しばらくすると名前を呼ばれるので1,400円を支払って書類を受け取る。

<予約確認>

次は隣の建物へ行き予約を確認してもらう。この時に1回目に不合格になっても午後4時までに来場すれば3回まで受けられることを教えてくれた。またユーザー車検は旧車時代に2度ほど経験があるが、もう20年も前のことなので、初めてであることを伝えると検査の受け方を説明してくれた。そして2列ある内の左の列に並ぶように勧められた。初心者やユーザー車検は左の列なのだろう。並ぶ前に見学ができるのでHPでも見てきたが実際の検査をじっくりと見学した。

<検査>

一通り見学したので列に並ぶことにした。前には10台くらいが並んでいる。検査の列少しずつ進んで行くが10時15分で進まなくなった。どうやら休憩に入ったようである。
10分位待つとようやく再開。初めの検査は方向指示器などの外回りの検査だ。5分もすると自分の番がやってきた。
前方より検査官が「ヘッドライトを点けて、ウォッシャー、ワイパー、ホーンを鳴らして、右の方向指示器、左」、後方にまわって「右の方向指示器、ブレーキを踏んで、ギアをバックに入れて」、と次々に指示を出してくる。今度は運転席側に来て、「降りてボンネットを開ける」、そして検査官はボンネットの中をちょっと覗き込んだ。車体番号を確認したのだろうか?しかしあの立ち位置ではビートの車体番号を記したプレートは見えないはずなのだが・・・
ここでも初めてである旨を伝えると初めの検査のプローブの入れ方や記録の仕方などを説明してくれた。※ここから検査場内の画像は見学時に写した他の人のものです。
外回りの検査が終わって排気ガス検査では前の車が終わるまで一時待機。排気ガス検査そしていよいよランプが青になり排気ガスの検査。教えてくれたように初めに“D”ボタンを押す。これは排ガス規制以前の車の場合押すらしい。プローブを排気管に入れてしばらく待つ。表示器には検査中の文字が・・・ドキドキの時間。無事「○」の表示が出て検査票を機械に入れて1個目の検査終了。いったんほっとするがすぐに次の検査が待っている。
次はサイドスリップだ。板の上を進んで真っ直ぐに走るかどうかを調べるらしいのだが、旧車時代のユーザー車検では、ハンドルを切らずに進むというのが難しかった記憶がある。ついついハンドルを切ってしまうのだ。
ここでも前の車の検査が終わるまでしばし待機。前の車はヘッドランプの検査を行っている。おっ!左ランプが「×」になってるぞ!やはり「×」になることもあるらしい。事前に点検をしていなければそうなることもあるだろう。自分もそうだ。今回はテスター代を浮かすために前もってテスターでの点検をしていない。「×」になったらその時はテスターを受ければ良いだろうと気持ちを切り替える。
そのようなことを考えている内に進入のランプが点いて自分の番に。サイドスリップの検査
板の上を走る前に車を真っ直ぐにしておくことが大事だ。ちょっと左に寄っている気がしたので右にハンドルを切り、調節する。それでも斜めになっているようだが板の上に来てしまったのでハンドルを切らないようにして進む。すぐにスピードメータなどの検査をする機械の前に移動。果たしてサイドスリップは合格したのか良く確認する余裕もなくヘッドライトの検査へ。
ヘッドライトの検査は無事クリア!
次はスピードメータの検査だ。ここで検査官が来てくれて検査に立ち会ってくれた。ギアを1速に入れてアクセルを吹かすも初めはあまりスピードが上がらず・・・検査官が何かを言ってくれている。スピードメータの検査車が移動しないのにギアを入れてアクセルを吹かすという行為を日頃しないので感覚的にちょっと戸惑ってしまったようだ。あせりながらもアクセルを吹かし1速のまま5,000回転くらいまで回してようやく40qを指したのでパッシング。速度「○」の表示。セカンドにシフトアップすれば楽に指定速度になったところだが緊張していて普段の動きが出来ない。おかげでビートの素晴らしい排気音を場内に響き渡らせることになった。
おっと次はフットブレーキの検査だ。「ニュートラルにする」「サイドブレーキを戻す」などの表示が出て「フートブレーキを踏む」の表示。ブレーキを踏むも「×」に・・・・
もう1回検査が始まる。今度は思いっきり踏んで「○」
さらにサイドブレーキの検査。「フートブレーキをもどす」「サイドブレーキを引く」と次々に表示が出てくる。ここでもサイドブレーキを思い切り引いて「○」検査は次々に進んで行く。
※これらの検査の順序は多少前後しているかもしれません。
いよいよ最終の下回り検査だ。リフトの上に乗っての検査だが検査官が前輪を止める位置まで指示してくれる。下回りの検査
バインダーに挟んだ書類を渡すと、「ハンドルを左に切って」と言われ左に切っている間にもリフトが上がっていく。そして「ハンドルを細かく動かして」と言われたので細かく「右、左、右、左」と動かす。「次、はんた〜い」と言われて右に切り、同じく細かく「左、右、左、右」。その間、検査官はハンマーで軽く車のあちらこちらを叩きながら車の下を一回り。

<検査終了>

リフトが下りてくると「前でもらって」と言われたので車を動かし、停止位置で停め、切符売り場のようなところに行くとステッカーが挟まれた車検証を渡してくれた。車検証車検証は初めに手続きをした受付に戻ってからもらうものと思い込んでいたので、「これで終わりですか」と思わず聞いてしまった。
どうやら無事にすべての検査に合格したようだ。夢中で検査を受けていたので2、3分の間の出来ごとのような感覚だ。実際は初めの外回りの検査が終わってから10分位かかっていると思う。
終わってしまえばあっけないようだが、やはりここまでの準備を十分にしてきたからこそのあっけなさだろう。年に2、3回やっていればこの緊張感に慣れてくるのだろうが、次は2年後だから、この緊張感をまた味わわなければならないのだろう。
しかし心配していたヘッドライトなどが不合格にならなくて良かった。テスター代を節約できた。今回の純粋に車検に掛かった費用は

以上、合計28,030円であった。前にも述べたが事前のテスター代をなしにして運良くすべての検査に合格したので最低費用で車検が取れた。通常は車検時にブレーキフルードなどの油脂類やフィルターの交換をすることが多いが、購入時に交換されているのでこれらの費用は計上していない。この他にはフロアージャッキとリジットラックの購入費用が約3,000円掛かっているが、これらはこれからも使用できるものである。あえて交換費用として計上すれば、ウォッシャー液代として180円がある。
今年はビートを購入した年であるのでこのように出費は限りなく抑えたが次年度以降は必要な部品の交換は行っていこうと思う。
ステッカー今回自分で車検を行ったメリットとしては費用面だけでなくビートの状態を把握できたことが大きい。点検整備という課題を与えられることでじっくりとその視点からビートの状態を見ることができた。そしてジャッキアップしての下回りの点検の要領が分かったので、これからは半年ごとにダストブーツなどの点検をしていきたいと思う。

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